

日頃より社会福祉事業の推進と私ども「社会福祉法人セイコー会 セイコー自立援護センター」に格別のご配慮を賜り感謝申し上げます。
私ども「セイコー会」を母体とした前身である「セイコー共同作業所」は、震災に負けず長田区駒ヶ林に開設して以来、いろいろな障害をもった利用者を中心として一般市場に流通する自主製品開発に取り組んできました。
しかし現実はそう甘くなく、市場に出回る製品を製造するまでの道のりは遠く、一喜一憂の毎日でした。長田の地場産業である靴のアクセサリーを作る仕事を始めましたが、仕事量が安定しない等の問題もあり、利用者の障害にあった仕事が無いか日々、探してました。
そうした状況の中、新しい仕事として今までの未利用とされていた魚を使った魚醤(魚の醤油)の研究開発を行い、それをベースにした高級調味料を製造販売するに至りました。
今社会問題となっている廃棄物処理の問題を念頭におき、ゴミを出さない社会(ゼロ・エミッション)に少しでも貢献できればと考えての参入でした。ひょうごフェニックス県民フォーラムで「未利用水産資源を利用した魚醤開発 Ferment in Human Nature 分野:環境」を発表したところ、このような障害者の労働問題と環境問題を合わせた考え方が賛同されたようで、兵庫県の新産業創造プログラム、さらに創造中小企業技術開発費補助事業にも認定されました。流通・販売ルートの等に課題を抱えたまま、新たな仕事の実現に向け一歩も二歩も前進しました。
ところが、セイコー会が入居しておりました市震災復興事業団地には退去期限があり、県の援助を受けている状況にありながら、市の行政指導により休業及び転居を余儀なく執行され、同時進行していた西神作業所における入所施設専用の洗浄用衛生商品の開発(化粧品製造許可既得)の販売も、安定した工賃収益に至りませんでした。
現在、長田神社前のセイコービルに移設し、念願の構想であった社会福祉法人の許可を取得し、靴の加工作業及び、リサイクル事業(古紙・アルミ缶等)の収益で工賃の支給を行っています。
しかし内職的な仕事のため、利用者の障害種別、程度に合わない面もあり、当初、私どもが目指していた工賃月額6万円から7万円生活につながる労働には、ほど遠い実状です。
このような激しい現実をふまえながら、「障害者に働く場と喜びを」をテーマに、今後も私ども施設は、付加価値の高い自主製品の生産による職種開拓等を目指し、一人でも多くの障害者を対象とした、障害者の働く場として努力していく所存です。
また、当施設は、平成21年4月から、障害者自立支援法の施行によって、障害福祉サービス:就労継続支援B型の運営に移行しました。
今後とも、私ども「社会福祉法人セイコー会 セイコー自立援護センター」にお力添えのほど、よろしくお願い申し上げます。
・障害者に労働を通じて生活を確率する機会を提供していく。
・一般市場に通用する製品を生産することにより、障害者の社会参加の場とするとともに社会に対して障害者の有している可能性をアピールしていく。
より多くの障害者が当施設を利用でき、自立して飛び立つ事に邁進していきたい。将来の構想として、障害者福祉サービスの拡大を進め、ケアホーム、グループホーム等、社会福祉ニーズに対応した施設の建設・運営を考えています。